【日本初】ポータブルEV急速充電器”Roadie(ローディー)”って一体何?

【日本初】ポータブルEV急速充電器

電気自動車の充電は従来のものであれば、充電スタンドが設置してある自宅、もしくは駐車場等で行うのが一般的であり、そういった給電場所を増やす取り組みが国を挙げて行われていたことは周知の事実かと思います。

そんな中、Bell Energy株式会社が日本初のポータブルEV急速充電器を販売を開始したとの情報が入ってきました。

持ち運びが出来る充電スタンドというのは今までにない画期的なものであり、一体どんな性能なのか、価格はどれくらいなのか気になるところではないでしょうか。

そこで、今回の記事ではBell Energy株式会社が販売を開始した、ポータブルEV急速充電器”Roadie(ローディー)”について詳しく紹介していこうと思います。

Roadie(ローディー)の基本スペック

(出典:ベルエナジー

寸法:蓄電池ユニット:幅34cm x 奥行61cm x高さ23cm
CHAdeMOユニット:幅34cm x 奥行69cm x高さ26cm
重量:CHAdeMOユニット:20kg
蓄電池ユニット(3.5kW単体):30kg
EV充電出力:最大DC20kW(蓄電池ユニット1段の場合に限り最大10kW)
EV充電時間(目安):20km走行分(10分)~80km走行分(40分)
蓄電池ユニット用充電アダプター:入力AC100V (15A)
蓄電池ユニット充電時間:約4時間(0%~100%)

簡単に言えば、持ち運び可能な蓄電池を電気自動車用の充電スタンドに特化させたものがこのローディーとなります。

蓄電池はユニット型となっており、ひとつひとつは独立した3.5kWhのものを最大で4段まで積み重ねることが出来ます。ユニット間を接続するのにケーブル等は必要ではなく、単純に重ねて置くだけで各ユニットが相互通信を自動で開始する優れものです。もちろん、放電のバランスなども常に最適に保ってくれます。

急速充電器との謳い文句ではありますが、最大出力は20kW程度となっています。公共の施設に設置してある急速充電スタンドは現在の規格で最大で50kWなので、少々物足りない出力かもしれません。およそ10分程度の充電で、最低でも20km程度は走行可能にはなります。

蓄電池ユニットとCHAdeMOユニットは分かれていますが、蓄電池ユニットを積み重ねた後に一番上にCHAdeMOユニットが来るようにセットしなければなりません。そうすることで自動でスイッチが入り、即給電可能となります。CHAdeMOユニットよりも蓄電池ユニットの方が若干重い設計となっています。

蓄電池ユニットを充電するためのアダプターは15AのAC100Vなので、大きい部屋のエアコン程度の電力だとイメージしておきましょう。100%に充電するためには約4時間程度かかってしまいますが、それぞれが独立して充電することが出来るので、最大4ユニットの充電をしなければならない場合でも16時間かかるというわけではありません。

気になる価格は?

標準セット(CHAdeMOユニット×1台+蓄電池ユニット×2台)でなんと198万円と非常に高価なものとなっています。バッテリーユニットを単体で購入するとひとつ66万円なので、最大まで拡張するなら350万円ほどの費用が必要となります。

ただ、設置工事が必要ではなく、各ユニットが最大で30kg程度と比較的軽いので軽自動車での搬送が可能というのは大きな利点となります。緊急時にも対応出来るので、走行時にガス欠ならぬ電欠となった際のメリットは計り知れないものでしょう。

販売は法人が対象となっているので、個人では購入出来ませんが、ローディーが販売されたことで、予期せぬ充電切れに遭遇した場合に、レッカー移動するしか移動方法がなかったのが、充電スタンドを持ち運びして充電が出来るようになったというのは今後の電気自動車業界の未来を明るいものとするでしょう。

まとめ

Roadie(ローディー)について簡潔にまとめてみました。メリットはやはりどこでも急速充電が出来るというところですが、デメリットは価格面でしょうか。家庭用の蓄電池2つと考えれば決して高いものではないのですが、用途が限定的なことに加えて容量も大きくはないので続けて使う機会が出てきた場合に充電切れを起こしている可能性はあります。

ただ、会社の社用車でEVを複数台利用している企業、もしくは今後その可能性が高い企業となれば話は別です。

急速充電器は緊急用としては非常に重宝しますし、どうしても充電管理というのは難しいので、普通充電だけではまかなえない面が出てきます。設置型の急速充電器となると、工事費込みだと1,000万円程度掛かってしまう場合があるので、実際には費用対効果が悪すぎます。

本当に緊急用で使う場合にRoadie(ローディー)を購入しておけば、値段を安く抑えつつ、かゆいところに手が届く性能を十二分に発揮してくれるでしょう。

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