旧車が生まれ変わる!?密かに話題になりつつあるコンバートEVって一体なに?

旧車が生まれ変わる!?密かに話題になりつつあるコンバートEVって一体なに?

世界的なCO2削減の取り組みが加速している2020年代に入って、ガソリン車撤廃の動きが急速に進んでいることは、電気自動車に精通している方でなくても、ご存知かと思います。

ガソリン車撤廃という流れが世界ではなく、日本でも徐々に進んでおり、2020年の政府の発表によると、2030年代半ばまでには電気自動車の普及率100%を目指すとの声明をすでに出しているように、ほぼ確実にガソリン車が公道を一台も走っていない時代までカウントダウンが進んできています。

このような状況を客観的に判断して、皆さんはお気に入りの車を手放さなければいけない…そう考えてはいませんか?

車を持っている方は何も移動手段のみで考えている人だけではありません。見た目やエンジンの排気音、乗り味や車内の細かいディティールにこだわっている方も大勢いらっしゃるでしょう。中には旧車にこだわって、維持費や燃費にコストがかかったとしても往年の名車を手放すことなく、今も現役で乗っている方もいるのではないでしょうか?

今存在するすべてのガソリン車が電気自動車として生まれ変わる…密かに話題になっているコンバートEVについて今回は詳しくまとめてみました。

コンバートEVとは

コンバートEVは、ガソリン車についているエンジンを取り外して、電気自動車用のバッテリーを搭載して、見た目や内装はそのままに心臓部分を取り替えて、古い車を蘇らせることを広く指します。

旧車などではエンジンなど動力源に関する部分の部品では入手困難となっているものが増えてきており、代用品となるような部品を加工して間に合わせるようなそういう作業ではどうしようもない老朽化に関する部分をEV化で対処することによって、長く利用することが出来るようになります。

古くはアメリカが1990年代初期の頃からEVコンバート自体は始まっており、高校の課外授業の一貫で取り組みが行われているほどです。日本でも1994年に日本EVクラブがEVコンバートを行っており、現在では事業化する会社も増えてきています。

ただ、日本ではEV化に関する全ての部品を整えるのは不可能で、アメリカから輸入する必要があります。2021年のEVコンバートに関してはこんな環境となっています。

コンバートEVに掛かる費用について

ガソリン車を公道でも走れるようにEV化するとなると、カスタム費用やナンバー取得などすべてコミコミで最低でも300万円は掛かる見込みとなっています。より航続距離を伸ばすためにバッテリーの容量を増やしたり、急速充電器への対応やエアコンをEV用に完備したりするなどのオプションを完璧に追加するとなると、どの会社でも400~500万円程度はかかってしまいます。

この辺りの費用は会社によってまちまちではありますが、今回はコンバートEVに積極的なOZモーターズ様を例に紹介していきます。

エントリークラス

コンバートEVの入門編にして、長く使えることをコンセプトに組まれたモデルとなります。基本的にこちらのモデルは、小型車によく採用されているもので、エアコン等は搭載せず、バッテリー容量を非常に小さくした航続距離が50km程度のものでも290万円ほど費用がかかります。

標準モデルで12kWhの容量となれば、普段使いで利用するというのは現実的ではありませんが、最大で40kWhまでアップグレードが可能で、これにより航続距離が飛躍的に伸び、旧車ながら新車のように自由に乗り回すことが出来るというわけです。

他に用意してあるのはベーシッククラスやミディアムクラス、プレミアムクラスといった種類がありますが、クラスによって値段が変わるのはもちろんですが、これは車両の大きさなどによって変わってくるといった形をとっています。

プレミアムクラスになると、最低でも600万円ほど費用が掛かってしまいますが、スポーツカーをはじめハイグレードでより高性能が求められるベース車両が対象となっているので、自分の好きなハイクラスの旧車を新車同様に乗ることが出来るという点を考えれば、決して高い金額ではないのではないでしょうか?

まとめ

コンバートEVは2021年現在は完全受注生産となっています。対象となる自動車に合わせた設計図を作成するので、世界にひとつだけのオリジナルあふれる車を作ることが出来るのです。

例えば今現役バリバリで走行出来るようなガソリン車をEV化するとなると、中古車で100万円程度する車であるならば、それに加えてカスタム費用が発生してしまうので、最低でも400万円程度掛かってしまうことになるので、ガソリン車を利用可能な今現在であれば需要があるとすればビンテージものの車を蘇らせたいというコアなユーザーのみに対してでしょう。

ただ、上述しているようにガソリン車が完全に撤廃される2030年代半ばになるとどうでしょう?ガソリン車がただのガラクタになってしまう時代もそう遠くはない未来なのです。

電気自動車が今後どれだけ進化していくかは不透明ではありますが、見た目や内装が気に入らない方も当然出てきます。自分のお気に入りの車が電気自動車として生まれ変わることが出来るなら、今後はさらに需要が増えていくのではないでしょうか?

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