全国の充電スタンドの数ってどれくらい?今後の推移は?

全国の充電スタンドの数ってどれくらい?今後の推移は?

今でこそ、出かけた先の至るところで電気自動車の充電スタンドを目にする機会が増えてきましたが、それでも所有者が充電したいタイミングで都合良く充電スタンドが見つかるほどの数ではありません。ガソリンスタンドと比べると目にする機会は少なく感じると思います。

既に電気自動車を所有している方は自分の住んでいる地域付近の充電スタンドの場所を把握しているでしょうが、電気自動車のことについて今まで興味すら持たなかった方は近くの充電スタンドの場所を調べることすらしていないのではないでしょうか?ガソリンスタンドのように大きく目立つものではないため、自宅付近には存在していないと思っている方も大勢いると思います。

今後、電気自動車の普及率が上がっていき、国の方針次第ではガソリン車の販売自体が無くなってしまう可能性は十分考えられます。今現在電気自動車を所有していない方でも、少なくとも居住地域付近の充電スタンドの数や場所は把握しておいたほうが良いでしょう。

そこで今回の記事では、全国の充電スタンドの数は2021年現在でいったいどれくらいあるのか、今後はどういう増え方をしていくのかを詳しく紹介していきます!

全国の充電スタンドの数は?

全国の充電スタンドの数は?

充電スタンドはそれぞれ急速充電器と普通充電器と2種類存在していますが、現在の充電スタンドの数はそのどちらも合わせて約30,000基あると言われています。

充電基数なので、1箇所に複数台の設置がある場合や、箇所ごとにひとつの充電器しか設置されていない場合もあるため、充電出来る場所数となると多少前後はあるものの、単純計算でひとつの都道府県で640基の充電スタンドが設置されている計算となります。

この数がイマイチ多いか少ないか分かりにくいとは思いますが、全国のガソリンスタンドの数が約30,000箇所と言われているので、電気自動車の普及率が約1%と言われていることを考えると、相当数は多いというのが判断出来ますね。

急速充電器に限れば、全国に8,000箇所程度なのでまだまだ不自由なく使えるというほど普及しているわけではありませんが、ガソリンスタンド数と同程度まで増えてきている充電基数からすると、どの地域に住んでいたとしても数キロ圏内には必ずひとつは充電スタンドが設置されているので、普段使いで不自由してしまうということはないと言えます。

今後はどういう風に増えていく?

今後はどういう風に増えていく?

普段使いで利用する普通充電器の設置に関しては、商業施設や公共施設などで毎年徐々に増えてきていますし、今後増えることはあっても減ることはありません。全国に約22,000箇所ほどは既に存在しているので増え方を気にする必要はないでしょう。

普通充電器は充電に時間が掛かるので、緊急時の利用には向いていません。ガソリン車と比べると走行距離が短い電気自動車は給電する機会も多く、遠出をする場合には急速充電を利用するのが一般的です。

急速充電器は2009年頃から徐々に設置され始め、2014年までの5年間で2,000箇所と緩やかに増えてきました。2014年以降は爆発的に普及し、2016年までの約1年半ほどで7,000箇所まで増えてきました。その時は国の予算が現在の10倍以上である300億円をかけてこの事業に取り組んでいたので、一気に設置が進んだという背景があります。

2021年現在では年間で数百基ほどの設置には留まっていますが、それでも徐々に増えてきているというのはいい傾向でしょう。SAなどの最低限の場所には設置が完了しているので、今後爆発的に増えることはないでしょうが、急速充電器を設置する際には国が補助金を出してくれるので、それを利用して設置する商業施設などもさらに増えていくことでしょう。

地域が偏っているという課題もある

地域が偏っているという課題もある

全体で見ると数は足りているようにも思えますが、実は地域によって大きな偏りがあり、最大地域と最小地域の充電スタンドの設置台数の差は数千基の違いとなっています。

ただ、設置する際に一番費用が掛かってしまう急速充電器に関しては、その需要の大きさからSAでは全国にバランス良く設置がなされています。利用者や交通量の多い場所、自動車道のハブになっているような都道府県は、そこを経由して他県に行くことになるので、必然的に急速充電器は多く設置されています。

問題は普通充電スタンドです。東京都では急速充電器の数は他県と比べて多くはないものの、普通充電器の数が相当多いので、全国で一番普及が進んでいる場所と言えます。もちろん、日本の首都で人口も最大ではあるので当然と言えば当然なのですが、2500基以上の普通充電スタンドが設置されている東京と100基程度しか設置されていない島根県では普及率が段違いというのは理解出来るのではないでしょうか。

普通充電スタンドを目にする機会も多い首都近郊では、電気自動車が町中を走っている姿を見ることもあるかと思いますが、他の県ではほとんど見ることがありません。1%程度しかない電気自動車の普及率ですが、これはほぼ全てと言っていいほど人口が多い地域で、言い換えれば普通充電スタンドが多い地域でしか購入されていないという事実となります。

偏りがあるという課題はありますが、自宅に充電スタンドを設置することを考えれば近くにひとつでも充電スタンドがあれば特に問題なく生活をすることは出来ます。基本的には電気自動車を販売しているディーラーの駐車場には間違いなくありますし、充電スタンドを目にする機会が少なくても、不自由なく利用することは可能だと言えます。

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