EV車の充電スタンド【ディーラー編】
今回はディーラー編となります。
ディーラーと一言で言っても、リーフを販売開始して以降は電気自動車のトップシェアを誇ってきた日産だけでなく、目玉となる車種はないものの、電気自動車を販売しているホンダや三菱、電気自動車を今後販売することが確定しているスバルと言った様々なディーラーが存在しています。
車の購入を検討している際にディーラーに足を運ぶことが多いため、充電スタンド自体をなかなか目にする機会はないとは思いますが、実は相当数の充電スタンドがこのディーラーに設置されているのです。
電気自動車を販売しているディーラーはもちろんのこと、そうでないディーラーにもEV・PHV用の充電スタンド設置してある場合があり、今回の記事ではディーラーごとに設置してある充電スタンドの種類や利用方法、料金や滞在時間について詳しく紹介していきます。
※設置店舗が少ないディーラーは割愛しています。
目次
日産の場合
日産はリーフを販売しているだけあって、ほとんどの店舗で充電スタンドが設置されています。店舗同士が近かったり、地域的に充電スタンドを設置する必要がなかったりと言った理由でスタンドが存在しない店舗もありますが、基本は普通もしくは急速充電器、その両方が利用可能となっています。
充電スタンドの有無を調べる方法としては、各店舗のホームページもしくはEV専用NissanConnectナビで充電サービスの定休日や充電可能時間、優待情報、料金などについて詳しく知ることが出来るようです。
利用方法や料金について
まずはスタッフに充電希望の旨を伝えなければなりません。その際、充電専用の駐車場マークがある場合はそちらに駐車します。基本は先着順となっています。
急速充電が設置してある場合は、急速充電または普通充電のどちらを利用したいかをスタッフに伝えます。普通充電の場合、ケーブルは持参しなければならないので注意が必要です。
利用時間に関しては急速充電の場合はおよそ30分。普通充電の場合は60分です。日産ゼロ・エミッションサポートプログラム会員の方は充電サービスカードを利用することで優待を受けることが出来ます。会員で無い方ももちろん利用が可能です。
急速充電の場合は日産車でなくても利用可能ですが、普通充電の場合は日産車のみの対応となっていますが、これは普通充電のコンセントタイプが他社EVと異なるためで、コンセントを変換するアダプタを持っている場合、他社EVでも普通充電を利用することが出来ます。
利用時間は店舗営業時間内のみの対応です。
トヨタの場合
トヨタは全国に約3400箇所の店舗で充電スタンドを設置しています。プラグインハイブリッド車を代表するプリウスやアクアと言った車種を販売しているため、こちらも基本的には全国のほとんどの店舗に充電器を置いています。
ただし、2021年現在では急速充電器ではなく普通充電器のみの対応となっています。
利用方法や料金について
こちらも日産同様に利用には受付が必要です。利用時間に関しては60分までという制約もあります。急速充電器がないため、時間も充電もない場合はあまり利用はオススメ出来ないかもしれません。
トヨタが設置している普通充電器は日産が200Vのコンセントタイプとなっているのに対して、ほとんどの店舗で普通充電スタンドとなっています。利用時間は店舗営業時間に限られていますが、充電ケーブルを持参しなくても備えつけのケーブルで利用することが出来るので、割とその点は重宝します。
料金に関してはトヨタの契約プランによって値段は異なりますが、会員でない場合でも充電1回1時間300円で利用が可能となっているので、他社EVを利用している方でもトヨタの普通充電器を使って給電させてもらえます。
三菱の場合
三菱は一部の店舗に急速充電スタンドを設置しているディーラーとなります。基本は普通充電のみの設置となっているトヨタとは違い、三菱は急速充電器が基本です。
急速充電器なので、24時間利用出来る店舗が多く緊急時にも重宝します。充電スタンドは三菱のホームページで一括検索することが出来ます。
利用方法や料金について
利用方法は一般的な急速充電スタンドの利用方法と全く一緒です。ただし、利用の旨はしっかりスタッフに伝えましょう。
料金に関しては、三菱の電動車両サポート充電カードであれば、1分間に5円。他社発行の充電カードを利用する場合はそのカードの料金プランに依存します。また、充電カードを持っていない方でも利用することはでき、その際は三菱車であれば1回550円。その他メーカー車であれば、1回1100円で利用可能です。
他社メーカーの車の場合は非常に高額なので、よほど緊急を要する場面でもない限りは利用は避けた方が良いのではないでしょうか。
1回の充電時間は30分以内です。